あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。【新・あの花続編】

ランクイン履歴

総合1位(2020/11/12)

青春・恋愛

あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。【新・あの花続編】
書籍化原作
作品番号
1617017
最終更新
2020/12/07
総文字数
81,161
ページ数
74ページ
ステータス
完結
いいね数
6,650
ランクイン履歴

総合1位(2020/11/12)

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』続編・新版



君と出会った瞬間に
どうしようもないくらい目を奪われた

君を知れば知るほど
どうしようもないくらい心を奪われた

こんなにも君に惹かれてしまうのは
どうしてなんだろう

なぜだか
ずっと前から知っていたような気がする

君の澄んだ瞳を
そのまっすぐな心を
花開くような笑顔を



野いちご『あの夏の光の中で、君とまた出会えたから』からこちらへ加筆・移転しました。
あらすじ
中学二年生の宮原涼は、転校先の学校で不思議な女の子・加納百合と出会う。

初めて会ったはずなのに、なぜか懐かしく、とても心惹かれた。

そして親しくなるにつれて、優しくてまっすぐで純粋な彼女にどんどん惹かれていった。

でも、勇気を出して告白しようとしたとき、百合が驚くべき過去を打ち明けてくれて――

涼は彼女の過去を受け入れることができるのか?

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:BLOODさん
ネタバレ
泣く
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2024/01/13 20:36
★★★★★
投稿者:さん
ネタバレ
あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。
レビューを見る

2022/08/27 00:49

この作品の感想ノート

〖あの花が咲く丘で君とまた出会えたら〗を読んでから、きっと彰と百合が2人とも今を生きていたら無邪気で純粋に恋愛をしてたんだろうなって思いました。エピローグの彰視点の文章を読んだ時に、彰だってそりゃ怖いよなって、叶わない、叶えることの出来ない恋ってなんて切なく悲しいものなんだろうと思いました。汐見先生のあとがきで〖あの星が降る丘で、また君と出会いたい〗という続きの作品があることを知って、読みに来ました。
百合のタイムスリップして彰に恋したからこそ知れた、不条理な死、大切な人の存在を忘れずにそれを糧にして生きている姿と、彰の生まれ変わりの姿で現れた涼の百合への気持ち…途中から、色々と感情が追いつかなくなりました笑
百合の気持ちも、涼の気持ちも、両方とも理解できるし、やっぱり今の日本に産まれた私はすごく恵まれてるんだなと百合の思いから考えることが出来ました。
ふたつの時代の違う物語を通して、やっぱり戦争は何も生まないんだなと感じました。特攻という策をとった日本政府の考えは私には到底理解できるものではないし、なんで今の高校生や大学生と変わらない、色んなことを望めたはずの若者たちが〚お国のために〛と死にに征かなければならないのか…怒りの感情さえも湧いてきます。私は、このふたつの物語が教えてくれたことは現代において、とても重要なことだと思いました。
今年中学生最後の修学旅行で鹿児島県の〚知覧特攻平和会館〛に行きます。汐見先生のおかげで特攻隊という存在を知れ、自分自身もっと知りたいと思ったのでしっかり学んでこようと思います。最後にはなりますが、汐見先生の作品はどれも心惹かれるものがあって、凄く素敵で感動します。これからも汐見先生の描く物語を楽しみにしてます
(*´꒳`*)

2025/06/29 18:43

あの花の方を読ませて頂き、続編があると知りこちらを読ませて貰いました。
彰(涼)と百合が70年越しに結ばれた。
そう考えると嬉しいけどどこか切なくて泣けてきました。
涼は彰だけど彰じゃなくてやっぱり百合と過ごした戦争時の記憶は無いわけで、夢などで見た景色はあるけども実際に覚えてる訳でもなくて、と
そう考えると涼は彰の意志をついでるけれども彰じゃなくて"涼"という彰とはまた別の人物なんだと考えると涙が止まらないです。
彰の意志を継いだ生まれ変わりの涼と結ばれるのはとても嬉しかったですが、やっぱり
彰ではなくて涼は涼なんだと考えるととっても切ないです。
またいつの日か涼の記憶が戻って"彰"と百合が結ばれることを祈ってしまっています。
もちろん涼と百合も大好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
大好きです

はにわさん
2024/08/15 17:51

先生はじめましてこんにちは。
この世界観に連れ出して下さりありがとうございます。
映画を見て、文章原作での細かい描写や表現の仕方を見たくて原作を読み、あとがきを読んでいてこちらを知ったのでこの作品を読みました。
感動のあまり感謝や感想を作者の先生や同志に伝えたく知らないサイトの会員登録までした自分の勢いに自分でも驚いています。
そのくらい夢中になってしまって一日のうちに映画からここまですべて追いました。あっという間でとても充実した一日でした。

映画の終わり方も前作の終わり方もとても好きだったのですが、どうしてももう少し報われて欲しい、それを公式の先生の文章で読みたいと思っていたところにこの作品を知りとても嬉しかったです。

戦争のこと、主人公達の恋愛模様も心に残った印象には残ったですが、なにより身近なところで夢を諦めなくていいこの現代を生きている人としてもう少しやれることがあるんじゃないかと前向きな気分に鼓舞されられるような気分になりました。
私は学力不足で一族がなってきた職業の学部に入れずランクを落とした先でも学校に行けなくなりという夢を追えなかった側の人間で、今はこどもが元気に大きくなるのが夢という自分のことは二の次三の次の生活をしているのですが、まだ私は脇役にならなくてもこの時代だから何か出来るのではないか、新しい夢を見つけ追うことができるのではないかと思わせてもらったのです。(先生の伝えたいところとズレていたらすいません。)

夢を追う学生の時以来10年読んでいなかった、読めなくなっていた本ですが、素敵な作品に出会えてよかった。久しぶりに本屋や身の回りの好きだったものにも目を向けてみようと思います。

ありがとうございました。
先生のこれからのご活躍と健康をお祈りしております。

2024/08/06 22:43

この作品のひとこと感想

すべての感想数:13,287

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